de:code 2015参加

またもや更新が滞っております( ;∀;)

早速ですが、5/26~27で開催されたde:code 2015に参加してきました。
今回、Galaxy Note 3+OneNodeの構成で手書きでメモを残してみましたが、以外にバッテリーが持ってくれたのと、
手書きの適当さがイイ感じでした。
仕事の都合で聞けなかったセッションもありますが、簡単にまとめてみます。
※あくまで個人的なメモですので、情報が欠如/一部異なるところもあるかもしれませんがご容赦願います。
 また、記載した内容は2015/05/27時点のものですので、変更される可能性が大いにあります。
 
○基調講演
メッセージとしては、「今までの「クラウド、モバイル」に加えて「IoT」が追加され、あらゆるものが繋がる。
その全てに対してMicrosoftは価値を提供してく」といったところでしょうか。
事例として面白かったのは、TOYOTAの「T-Connect」で車の情報をAzure上に集め、Map上にどれぐらいの速度でどこを走っているのかをマッピングするというものでした。Mapの移動/縮小・拡大に対する反応も即時だったので、「これがクラウドの力か・・・
」という感じですが。
(実は、友山専務のJZA80スープラの写真が一番興味深かったですがw)

○アジャイルなビジネスに貢献するIT アーキテクトの役割
 ・(主に)Webサービスのレガシー化に対する「MSA(Micro Service Architecture)」は現実解
 ・SOAとMSAの違いは文化面。
  SOAはトップダウン/理想の世界
  MSAはボトムアップ
 ・ドメインは分割、プラットフォームは共通化する方向で検討する
 ・要件定義に「ビジネスの価値」を取り込む
 ・予算主導→価値の検証/人材の育成ができなくなる

○クラウドプラットフォーム 次期 Windows Server 概要
 ・Storage ReEplica
  SMB3.0、ハード非依存、構築前にレポート作成可能(クラスタと同様)
  Destination側はレプリカディスクの内容は見れない
 ・VM Resiliency(一時的な障害[ちょっとネットワークが見れなくなったとか])への対応として、
  -Vの仮想マシンのStateが追加
  ストレージ:Pause→Stop(30分)
  ハード間(Quorumが見れないとか):Isolate, UnMonitor
 ・Host Guardian Service(仮想VMのセキュリティ強化)
  vTPMを使用/保護されたVM(Shield VM)のみ起動
  →Gen2, Win8以降, LinuxもOK
 ・必要な時に必要な特権→Identity Manager
  新たなADを追加。既存のADは変更不要
 ・Hyper-V
  ・構成バージョン:5.0→6.0、構成ファイルがバイナリ化
  ・チェックポイント
   今までと同じもの:Standard Checkpoint
   VSSベース:Production Checkpoint
 ・Nano Server
  GUIが全くない
  とにかくリソースが少ない
 ・Docker
  Serverコンテナ/Hyper-Vコンテナの2種類

○MS版Docker 誕生!Windows Server Containers とは?
 ・GUI系の操作が必要な場合は「Container Connect」で表示
  →リモートデスクトップのようなもの
 ・テンプレートを集約(セントラルリポジトリ)

○Windows 10 “Windows as a Service”
 ・Cortanaで社内データのBI連携(イベントの参加人数を確認/どこから来たのかをMapping)
 ・機能改善/新機能の追加を無料サービス化(Windows Update経由)
 ・Windows 10への(無償)アップデートはリリースから1年間
 ・機能更新は2~3回/年の予定
 ・Windows Update for Business(WSB)
  更新タイミングの調整(早く/遅めに)
 ・P2PキャッシュでWU経由でなくても更新ファイルが取得可能
 ・リリースまでの工程が大幅変更
  ・開発ビルド
  ・MS社内ベータ
  ・Insider Preview Branch
  ・Current Branch
   一般向け、4ヶ月程度を想定、全エディションが対象
  ・Current Branch for Business
   ビジネスユーザ向け、4~8ヶ月程度を想定、Professional/Enterprise/Educationが対象
  ・Long Time Servecing Branch
   最大10年は機能を固定化(メインストリーム5年、拡張サポート5年)、要SA
   WSUS経由のみ対応予定、Enterprise/Educationのみ対象

○Xamarin.Forms と Web API による実践的クロスデバイス業務アプリケーション開発
 ・Xamarin.Formからはサービス参照できない→WCF/Webサービスが使えない
  →WebAPIを使用
 ・IIS Expressが使えない → Azure Webサイトを使用

○Windows 開発における Visual Studio Online を用いたプロジェクト管理
 ・IMEチームでの実例
 ・月単位でのサイクル
 ・VSOはカスタマイズしたものを使用
 ・必ずランク付けを行う
 ・各種情報がハイパーリンクで参照できるので、透明性が高くなった
 ・パーミッションを変更
  今まで:部門ごと(アプリ/OSなど)、現在:アクセスフリー
 ・マイルストーンごとの成果→月ごとの成果
 ・ミーティング:週次→日次
 ・担当を固定化→状況により柔軟に割り当て
  →結果として開発者のカバー範囲が広がる(人材育成)
 ・「綿密なリリース」から「試して修正」
 ・(チーム?)組織変更
  ・今まで
   Developer:内部設計、コード
   Tester  :テスト
   PM    :外部仕様
  ・現在
   Developer:内部設計、コード、テスト
   Quality :ユーザシナリオ検証(基準設定と測定)
   PM    :外部仕様、シナリオ作成
 ・顧客体験と機能に対する成功基準を定義、測定

○これが噂の Nano Server ~期待に応えるために小さくなった次期サーバー OS~
 ・MSが考えている「データセンターアーキテクチャ」がすごいらしい
 ・不要なものは削除
  ・「役割と機能の追加」で持っているインストールモジュール
  ・WOW64
  ・一部サーバコンポーネント
  ・MSIが使えない
  ・GUIスタック
   ローカルログオンすらNG
  ・操作はPowerShell
  ・Azure Stack重要
  ・Setup & BootEvent Collectionでセットアップ時や起動時のイベント情報を集約
  ・使える役割は、Hyper-V, クラスタ, File Server, Containerだけ
  ・TechNetにTP2でのNano Serverの作り方が掲載されている
   →「Getting Started with Nano Server」
    https://msdn.microsoft.com/en-us/library/mt126167.aspx
    
自分が参加したセッションはインフラ寄りでしたが、印象として次期Windows Server(Windows Server 2016)が
凄そうということと、いままでサーバ系がメインだった高添さんがクライアント(Windows 10)やDevOps関係の
内容を入れてきているところ、IMEチームのVSO使用実例など、今までとは少し違うところがあり、「ナデラに
なってからMSがまた変わってきているかな」ということを実感しました。

あと、参加者パーティの抽選で、ラズパイ頂きました。
最近やっとXamarin触り始めたばかりなのですぐにはIoTまで手が回りませんが、何か使ってみたいと思います。

参加された皆様、イベントを作られたMS社員および関係者の方々、お疲れ様でした。

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