MacやXcodeを知らないやつが始めるXamarinアプリ開発 – Visual Studio Mobile Centerとは

今までモバイル開発や運用で有益なサービスであるHockeyApp/Xamarin Test Cloudについてまとめてみましたが、これらのサービスが1つにまとまったサービスとして「Visual Studio Mobile Center」というものがあります。現時点ではプレビューですが、HockeyAppのサイトに「Preview the Next Generation of HockeyApp」とあり、最終的にはHockeyAppやXamarin Test Cloudに変わるサービスとなるようです。

利用するためには、まずアカウントを作成します。トップページ(https://mobile.azure.com/login)にアクセスすると右側にログインのための項目がならんでいます。
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GitHubやMicrosoftアカウントを持っている方は「Connect with Github」「Connect with Microsoft」でMobile Centerを使うことができます。

それ以外の方は、下にある「Register」をクリックするとメールアドレス/ユーザ名/パスワードを入力する形に変わります。
各項目を入力して「Create account」をクリックすると、ユーザが登録できます。
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プレビュー開始直後は招待制だったり、「outlook.com」や「gmail.com」などのメジャーなメールアドレスでは登録できないといった制約がありましたが、現時点ではそういった制約はないようです。

使用できる機能は、Build/Test/Distribute/Tables/Identity/Crashes/Analyticsの7種類です。
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〇Build
リポジトリからソースコードを取得してビルドを実行してくれます。連携可能なリポジトリですが、現時点ではGitHubのみです(゚д゚)
今後BitbucketとVSTSが対応予定のようです。

〇Test
実体はXamarin Test Cloudですが、テスト対象にできる機種の種類が少なくなっています。

〇Distribute
アプリケーションの配布先とリリース管理(配布履歴)ができます。

〇Tables
Azure上にデータを格納するためのテーブルを作成・編集できます。また、データのアップロードもできます。

〇Identity
モバイルアプリからクラウド上の認証サービスを使うための設定を行います。
実体はAzureの「App Service Authentication/Authorization」です。
使用できる認証プロバイダはAzure Active Directory/Facebook/Google/Microsoft Account/Twitterです。
(アプリ側はMobile Center SDKを組み込むことで対応します)

〇Crashes
アプリのクラッシュ情報を管理します。

〇Analytics
アプリの利用状況(ユーザ数や各種イベント)を管理します。
これらの機能をアプリから使用するためのSDKも準備されています。

基本はHockeyAppやXamarin Test Cloudと同じなのですが、所々で違うものもあるので、次回以降でこれらの概要や相違点とかについて触れてみます。