私は今までMacやiPhoneとかいったApple製品は、昔iPod miniを使ってただけですが、最近Xamarinが流行っているようで、どうやって開発していくのかな?と興味が湧いたので、少し触ってみることにしました。
今回お試しするにあたって、以下の内容を前提として触ってみました。
・VSTSでの自動ビルドに対応する
自分がお試しをするときの視点として「業務で開発するときにどうすればいいのか?」がメインになります。
となると、自動ビルドは外せない要素になります。(実際にできるかどうかは別にして(;´Д`))
・できるだけMacを使わない
Macはほとんど触ったことがないのと、(仮に)会社で開発するとなったにしてもMacでの開発はないかなという想定で。
自動ビルド対応するのに、Macを都度触るのはナンセンスだと思いますし。
・実機での確認ができるようにする
実機で動作させてなんぼのもんです。
最初にXamarin開発環境の整理から。
・IDEとしてはXamarin StudioとVisual Studioがある
・Xamarin.iOSやXamarin.MacのビルドにはMac(+Xcode)が必要
・エミュレータはVisual StudioだとWindows/Android/iPhoneが動かせる
MacだとAndroidとiPhoneが動かせる
(BootCampとかParallel Desktop併用でWindowsは実機確認)
結局、WindowsでもMacでもクロスプラットフォーム開発できるということです。
今回は前提に挙げたとおり、Windowsメインで触っていきます。
Windows環境にVisual Studio 2015をインストールしますが、Xamarin関連はインストールの種類を「カスタム」にしないとインストールできません。
インストールを進めると「機能の選択」画面が表示されます。そこで「クロスプラットフォームモバイル開発」の中にある「C#/.NET(Xamarin v4.1.1)」をONにします。
!!インストール選択画面
※Androidエミュレータ「Microsoft Visual Studio in Xamarin Emulator」もONになりますが、実際に使用するにはHyper-Vが使用可能であることなど、システム要件を満たす必要があります。
「Visual Studio Emulator for Android のシステム要件」(https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/mt228280.aspx)
ここからは、りんごさん関係の環境準備です(;^ω^)
まずはMacとiPhoneが必要になりますが、さすがに新品を購入する財力はないので、某オークションでMacBook AirとiPhone6を購入しました。
MacとかiPhoneって中古でも高いんですね・・・
実機が届いたところで、環境構築を始めます。
最初にApple IDの登録が必要です。さらに、クレジットカードかキャリア決済情報の登録も必要です。
登録内容に住所もあるんですが、ここで登録した住所は「正確に」覚えておいてください。理由は後ほど出てきます。
続いて、開発者用プログラムである「Apple Developer Program」(ADP)に登録します。
登録パターンとして個人と組織があり、組織として登録するには「D-U-N-S Number」を取得する必要があります。
(https://developer.apple.com/programs/enroll/jp/)
今回は個人として登録しました(現時点では、年間11,800円必要です(:_;))。が、自分はここで引っかかりました・・・。
なぜかステータスがPendingのまま数日経過しても変わらず、詳細情報も表示されず、メールの通知もなく・・・。
ネットで検索してみると、「Contact Usにリクエスト投げたほうが早い」ということで、ネットの翻訳機能に頼りまくって「ステータスがPendingのまま変わらない」と送信。
すると、翌日に「住所がApple IDの内容と異なるから、正しい内容を送って」と英文メールが来ました。
対応はえぇ、でもApple IDでも住所登録してるのに、ADPでも住所登録する必要ないんじゃ?と思いながら、訂正メールを返信。
翌日にAppleからメールが到着したので、「もう対応したのか!」と思いながら本文を開くと、日本語で住所間違ってるご指摘メール(アドレスが英文メールとは違う)。しかも英文メールと相違項目が微妙に違う。
どういう連携してるんだろう?とか思いながら、一応日本語メールにも返信。
さらに翌日(Contact Usリクエストから3日目)に「登録完了した」とのメールが到着。しかも英語と日本語の2つw。アドレスが異なるので、別々に対応してる様子。
こんなそんなで、ADPのサイトに無事ログインできました。
続いて、MacBook Airに開発環境のXcodeとXamarin Studioをインストールします。
その後、Visual Studioからのリモートビルドのために、リモート接続を許可しておきます。
(Visual Studioから接続するときは、リモート接続を許可したユーザでログインします)
さらに、アプリケーション配布用にいろいろファイル(証明書とか)を作成する必要があるのですが、Mac関連で詳細手順をメモしておきたいのと、あまりにもいろいろファイルを作成しないといけないので、ちょっと分けます。