SCVMMが使えると、仮想環境の運用は相当楽ですねぇ。
Hyper-Vホスト同士での移動でも、SCVMMがなければ
エクスポート→ファイルコピー→インポート→仮想ネットワークの変更
という感じですが、SCVMMがあると、バーチャルマシン一覧内から移動先ホストにドラッグするだけでBITS(バックグラウンド インテリジェント転送サービス)での移動(SCVMMの表記としては「移行」)が実行できます。
ところが、
・移行元と移行先の仮想ネットワーク名が異なる
・移行先ホストにバーチャルマシン格納先が複数存在する(D:\Hyper-VとE:\Hyper-Vとか)
という状態で、ドラッグによる移行を行うと
・仮想ネットワークに接続されない
・移行先ホストの「配置」プロパティの先頭に指定されているパスに移行される
という動作になります。
仮想ネットワークは再指定するだけなのですが、格納フォルダが異なる場合、同一マシン内で移行させてもBITSでの移動となってしまい、無駄な時間がかかります。
一発できれいに移行させたい場合には、ドラッグではなく、バーチャルマシンを右クリックし「移行」を選択します。
すると、バーチャルマシンの移行ウィザードが起動され、
・移行先ホスト
・格納パスの選択
・ネットワークの選択
が事前に指定できます。
ドラッグでもウィザード起動してほしいですね。