Team Foundation Server MSSCCI Provider April 2010をWindows XP上のVB6で使う その1

せっかくTFS2010がリリースされたというのに、自分の部署は未だVisual SourceSafeを使用しており、移行する気配もありません。(;O;)
理由の一つに「開発をVB6で行っている」ことが挙げられます。

世の中には「Team Foundation Server MSSCCI Provider April 2010」なるものが登場しているのですが、「VB6で使えますよ」というのは見かけても、実際のインストール/設定内容についてはあまり見かけないので、ちょっとテストで環境構築してみました。

1.前準備
  今回はWindows XP Professional+Visual Basic 6.0の環境を前提にします。
  必要なのは
  ・Team Foundation Server MSSCCI Provider April 2010
  ・Visual Studio 2010 Team Explorer
  ・
.NET Framework 4
  ここで注意点が2つあります。
  (1) .NET Framework 4のランタイムにはFullとClient Profileの2種類がありますが、TFS MSSCCI ProviderをインストールするためにはFullが必要です。
  (2) TFS MSSCCI ProviderのDownloadサイトにあるSystem Requirementsには「Supported Operating Systems: Windows XP Service Pack 2」とありますが、間違いです。
    .NET Framework 4の前提がSP3なので、TFS MSSCCI Providerの前提条件はXP SP3になります。
 長くなりそうなので、続きをば。

Visual Studio Team Explorer Everywhere 2010のライセンス

TFS2010環境を作ろうとしていたのですが、悲しい事実が・・・。
 
eclipseからTFS2010のサーバにアクセスする場合、「Visual Studio Team Explorer Everywhere 2010」が必要なのですが、
なんと、MSDNサブスクリプションで使用可能なのは、「Visual Studio Ultimate with MSDNサブスクリプション」のみ!

[追記 2012/04/04]
2011年8月にライセンス変更があり、TFS CALを持っていれば、Team Explorer Everywhereは無償で使用できるようになりました。さすがMSさん!

 
とりあえずは、英語版の90日評価版(
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=af1f5168-c0f7-47c6-be7a-2a83a6c02e57&displaylang=en
)でがんばってみますけど・・・
 
 
マイクロソフトさん、MSDN with Professionalからでも使わせてください。(>_<)

りばてぃさんのTFS2010連載

@ITで、りばてぃさんのTFS2010入門連載の「第1回 Team Foundation Server 2010を導入しよう」が掲載されました。
すごくわかりやすいので、はじめて環境作成される方にはおすすめです。