SCVMM2008R2からVMWareの管理

TechNetにいろいろありました。
「VMM での VMware Infrastructure 3 環境の管理」
どうも、ESX Server上のゲストOSをHyper-Vに移行する(ゲストOSの動作環境をHyper-Vに移行する)パターンと、VMWare Infrastructure 3(VI3)環境の管理用にVMWare VirtualCenter ServerをVMMに追加するパターン(ゲストOSの動作環境はVMWareのままで、管理だけをSCVMMで行う)があるようです。
VMWare用にリアルマシン用意したいけど、ガマンガマン(-_-;)

SCVMM2008R2のインストール

先日MCP試験070-403(System Center Virtual Machine Manager、構成)を受験したものの、もう少しのところで不合格でした。
ちょいとやる気がでたのと、セカンドショット対応のチケットだったので、もう一回受験しようかと。
実際に使ってみないとよくわからないので、実際に使ってみようとHyper-V環境内で
 ・Active Directoryサーバ
 ・VMMサーバ兼VMMライブラリサーバ
 ・VMM セルフサービスポータルサイト用サーバ
 ・VMM管理コンソール用クライアント
を一気に作成。
管理対象Hyper-VはAD/SCVMMを作りこんだホストOSに、VirtualServer2005R2もゲストOS内に構築という無茶苦茶な環境。
恥ずかしい
さすがにVMWare ESX Serverを作りこむマシンまでは持ってないのでそこは机上ということで。
全体的にインストールはすんなりできるんですが、何点か引っかかったのでメモ。
○各種VMM関連サーバ
 インストーラがサーバ間で通信するためのポートについてファイアウォール設定を自動変更してくれますが、サーバの再起動かファイアウォールの無効→有効(or 再起動)をしたほうがよいかもです。
 →セルフサービスポータルにアクセスできないことがありました。
○セルフサービスポータルサイト
 ・IIS7の場合、以下のコンポーネントの追加が必要
  ・[Webサーバ]-[アプリケーション開発]-[ASP.NET]
  ・[管理ツール]-[IIS6管理互換]-[IIS6 メタベース互換]

  ・[管理ツール]-[IIS6管理互換]-[IIS6 WMI互換]
 ・セルフサービスポータルサイトの通信ポートとしてポート80を使う場合、インストール前にDefault Web Siteを削除しておく必要がある。
  インストール時にポート競合のエラーとなって、インストールできません。
○管理コンソール
 セルフサービスポータルサイトがあるので不要かと思ってましたが、最低限1台は必須でした。(理由はこの後)
○セルフサービスポータルサイトへのアクセス権について
 セルフサービスポータルサイトにアクセスするためには、ユーザロールとして「ポータルアクセス」を追加しないとログインできません。
 →この作業を行うために、管理コンソールが必須になります。
これから、権限の設定とかSystem Manager Operation Manager(OpsMgr)2007とかWindowsシステム・リソース・マネージャ(WSRM)とかPerformance and Resource Optimization(PRO)とかの設定の確認です。
関連アプリがありすぎて、ややこしいです。(;一_一)

WMI Explorer

WMIのクラスを簡単に検索できるツールです。
ちなみに、どんな名前空間があるかを簡単に調べる方法は・・・
 1.サーバーマネージャー(Windows Server 2003では「コンピュータの管理」)を起動
 2.「WMIコントロール」を右クリックし、「プロパティ」を選択
 3.「WMIコントロールのプロパティ」画面の「セキュリティ」タブを選択
画面内の「名前空間ナビゲーション」でツリー構造として見ることができます。

Windows7のVirtualPC更新

3/17にKB977206が公開され、ハードウェア仮想化支援機能(hardware-assisted virtualization:HAV)が搭載されていないPCでもWindows7でVirtualPCが使えるようになりました。
条件としては
 1.Windows7 Enterprise/Professional/Ultimateのみ対象
 2.サポート対象となるゲストOSがWindows XP Service Pack 3のみ
となっています。
気になるのは2.。"XP MODE"と記載されていないということは、自分でインストールした場合もOKということですかね。
Vista/Windows7とかが対象外ですが、さすがにHAVがないと動作がキツいんでしょうね。
既知の問題としてホストOS(Windows7)とゲストOS(Windows XP)の間でファイルのコピペができない様子。
回避策は統合機能でホストOSとの共有ドライブを使用すること。
個人的には、ホストOSにLoopback Adapterを入れてホストOS~ゲストOS間接続専用としているので全く問題なし。
MSとしては、VirtualPCを使うことになろうとも、ホストOSをWindows7に移行したいというところでしょうか。