MacやXcodeを知らないやつが始めるXamarinアプリ開発 – Visual Studio Mobile Center概要:クラッシュ管理

今回はアプリのクラッシュ管理についてです。
本来作成したアプリはクラッシュ(エラー終了)しないように作成している(したつもり)ですし、してほしくはないのですが、いろんな理由でどうしてもクラッシュしてしまうことがあります。業務アプリであれば、ユーザーから「落ちた」とか連絡が入るのですが、コンシューマー向けだと「落ちちゃった、まぁいっか」とか「落ちるようなアプリはもう使わない」といった感じでなかなかフィードバックが得られないことも多いと思います。また、修正しようとしたときに、フィードバックを提供してもらった範囲内で再現できないと対応が非常に困難になったり、対応できないこともあると思います。

Mobile Centerでは、Crashesでクラッシュ時のスタックトレースや、使用機種やOSのバージョンを収集することができます。
初期画面では、クラッシュの発生概要(発生頻度と発生した例外の一覧)が表示されます。
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発生した例外をクリックすると、詳細情報が表示されます。
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クラッシュ時のスタックトレースや使用機種・OSのバージョンなどが表示されます。
さすがにVSのIntelliTraceと比較すると情報は少ないですが、多少修正する際のヒントにはなるかと思います。

もう少し詳細情報が欲しいときは、Debugプロファイルで生成したアプリとsymbolファイル(iOSだと.dSYMファイル)を追加でアップロードしておくと、スタックトレースが詳細化されます。

ちなみにアプリをCrashesに対応させるためには、Mobile Centerの「Getting Started」に表示される「Add Mobile Center’s SDK to your app」に従ってusingの追加と"MobileCenter.Start(~)"を追加するだけです。
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この機能を自分で実装するのは非常に労力やリソースが必要になるので、使うつもりがなくても使える状態にしておいたほうがいいと思える機能です。

やっと最後になりそうですが、次はAnalytics(分析機能)についてです。

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